資料請求・見学は無料です。
弥富市は、名古屋市の西側20キロメートル圏内に位置し、南部は名古屋港西部臨海工業地帯をへて名古屋港の港湾海域に臨んでいます。また、西側は三重県に隣接しています。面積は48.18平方キロメートルであり、東西が約9キロメートル、南北が約15キロメートルと南北に長い地域です。そして、海抜0メートル地帯が大きく広がる、極めて平坦な地形です。
気候は温暖で夏季多雨、冬季乾燥型で、冬には伊吹おろしによる北西からの風が吹きます。
本市の干拓の歴史は主に江戸時代に始まり、明治初期には弥富町の前ヶ須宿から十四山を経て名古屋の熱田に至る新東海道が開設され、その後名古屋と関西方面を結ぶ関西鉄道(現JR関西本線)が開通し、昭和初期には関西急行電鉄(現近鉄名古屋線)や国道1号が開通しました。昭和30年代以降には、名四国道(現国道23号)が通るとともに、近年では東名阪自動車道、伊勢湾岸自動車道というように東西を結ぶ動脈が築かれてきました。
昭和40年代には、名古屋市との行き来に便利な地域として、鉄道駅周辺を中心としてベッドタウンのように住宅開発が進み、人口が大きく伸びました。今日でもマンション開発などが見られ、人口が穏やかに伸びていますが、本市の北部、南東部の区域には水田地帯が豊かに広がっており、都市部から農村部、海岸部までを持つ豊かな地域を形成しています。
市では平成22年から、近鉄弥富駅・佐古木駅を拠点として、通学・通勤・通院・買物など市民生活ための移動手段の確保、公共交通空白地域の解消を目的としてコミュニティバスの運行を開始しました。75歳以上の方は無料で利用できます。
弥冨市の総人口は平成28年1月現在44,399人で、うち65歳以上の人口は10,815人、高齢化率は24.4%となっています。2040年には総人口は38,647人と減少するも、65歳以上の高齢者は12,281人(高齢化率31.8%)と高齢化が進むと推計されています。
弥冨市では全ての高齢者の方が、生涯にわたって健康で安心して暮らせるよう、「第6期介護保険事業計画・高齢者福祉計画(平成27年度~29年度)」に基づき、地域包括ケアの実現に向けたまちづくりを目指しています。
高齢化の進展に伴い、増加が見込まれる認知症高齢者対策として、予防教室やふれあいサロンの実施、認知症サポーター養成講座を各地区で開催しています。また、認知症初期の支援を包括的、集中的に行う「認知症初期集中支援チーム」を設置し、自立支援のサポートを行っています。
さらに、平成29年度で第6期介護保険事業計画・高齢者福祉計画の計画期間が終了することから、平成30年度から3年間の第7期介護保険事業計画・高齢者福祉計画の策定に向けて取り組んでいます。
平成28年現在、弥冨市には介護施設が52施設あります。75歳以上1千人あたりの施設数は10.86施設で愛知県平均(11.91施設)を若干下回っています。入所型施設の定員数は75歳以上1千人あたり65.16人で、愛知県平均の61.93人を上回っています。
参考:弥冨市HP、愛知県HP、日本医師会地域医療情報システムHP,wikipedhia参照