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下呂市は、岐阜県の中東部に位置し、北は高山市、南は加茂郡、西は郡上市、関市、東は中津川市と長野県に接しています。 山林が全体の約9割を占め、河川に沿った平坦地とゆるやかな斜面を利用して、農業地、商業地、住宅地などが混在しています。
市のほぼ中央を飛騨川が南へ流れ、西には馬瀬川があり、周囲には霊峰御嶽山をはじめ一千メートルを越える急峻な山々がそびえ、飛騨木曽川国定公園や県立自然公園なども位置する自然豊かな地域です。また数多くの温泉が存在し、有馬(兵庫県)、草津(群馬県)と並んで日本三名泉と称されます。
飛騨川に沿って国道41号やJR高山本線が通り、横断する形で国道256号、257号が通じており、各地からのアクセスは充実しています。
市の総人口は平成26年の統計では35,054人、うち65歳以上の人口は12,504人、高齢化率は35.7%となっています。2040年には総人口は23,384人と減少、65歳以上の高齢者は10,790人(高齢化率46.1%)と非常に高齢化が進むと推計されています。
下呂市では「高齢者がその時々の心身の状態に応じて、住み慣れた地域で尊厳を持って自立した暮らしを続けることができるように地域において必要な支援が提供できるまちづくりを目指します」を基本理念に「下呂市高齢者福祉計画・第6期介護保険事業計画(平成27年度~平成29年度)」を策定しました。
健康づくりと介護予防の推進、高齢者が地域で安心して暮らせるための支援、認知症対策の充実、高齢者の権利擁護の推進、在宅医療・介護の連携の推進、介護サービスの充実、安心して利用できるサービス提供体制の構築の7つを基本目標に計画を推進しています。
認知症に関しては、日常生活自立度の「自立」の方の割合が減少し、日常生活に支障をきたすような症状や行動のみられる「Ⅱ以上」の人が増加しています。認知症対策の具体的な施策として、認知症の人を地域で支える認知症サポーターの養成講座の開催、進行状況にあわせて適切な介護サービスを受けられるための認知症ケアパスの作成・普及、認知症初期集中支援チームの配置、認知症地域支援推進員の配置などを行っています。
平成28年現在、下呂市には介護施設が73施設あります。75歳以上1千人あたりの施設数は10.23施設で岐阜県平均(12.20施設)を下回っています。また入所型施設の定員数は75歳以上1千人あたり54.35人で、岐阜県平均の75.51人を大きく下回っています。
介護施設サービスについては、制度改正に伴い、軽度の要介護1、2の認定者が介護老人福祉施設を原則利用できなくなったため、軽度の待機者の受け皿として居住系サービスのニーズが高まっています。施設の整備については、待機者数の増加が見込まれる中で、第1号被保険者の介護保険料に反映されやすいことも考慮しつつ、居宅サービスとのバランスを図った計画的な整備を推進するとしています。
参考:下呂市HP、下呂市公式観光サイト、日本医師会地域医療情報システムHP,wikipedhia参照