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小牧市は、濃尾平野のほぼ中心に位置し、市域面積は62.81平方キロメートルです。昭和30年に3町村が合併し、人口約3万2千人、県下21番目の市として誕生しました。
伊勢湾台風による復興を契機に、農業依存からの転換と財政基盤の確立のため、積極的な工場誘致と大型団地の誘致を図ってきました。
高度経済成長期に入ると、中部の空の玄関名古屋空港、さらには名神高速道路・東名高速道路・中央自動車道の3大ハイウェイの結節点という立地条件にも恵まれ、かつての田園都市から、陸上交通要衝都市の性格を有する内陸工業都市へと大きく変貌し、中部の中核都市へと発展しました。
また、小牧市を大きく変貌させた事業の1つに桃花台ニュータウンの建設事業があります。桃花台ニュータウンは、愛知県を事業主体として、322ヘクタールの新住宅市街地開発事業により開発が進められました。さらに、平成13年には名古屋都心部と小牧インターチェンジを直結する名古屋高速道路高速11号小牧線が開通し、陸上交通要衝としての地位をさらに確固たるものとしました。
一方、春の桜、夏の深緑、秋の紅葉、そして冬の雪化粧と、四季折々にその姿を変え、市民に憩いと安らぎを与えてくれる本市のシンボル小牧山は、1563年(永禄6年)天下統一を目指す織田信長がここに築城して戦国の風雲の中に登場しました。「本能寺の変」のあと天下の情勢は再び流動。次の覇者、豊臣秀吉が徳川家康と小牧山をめぐる攻防戦を展開した「小牧・長久手の合戦」で歴史にその名をとどめており、昭和2年には国の史跡指定を受けました。さらに、天下の珍祭で知られる田縣神社の豊年祭、ゴッホ、ピカソをはじめ、大観、劉生ら内外の高名な画家の作品収蔵で知られるメナ-ド美術館など、当市は古い歴史と豊かな文化の街でもあります。
小牧市の総人口は平成29年6月現在153,434人で、うち65歳以上の人口は42,730人、高齢化率は27.8%となっています。2040年には総人口は126,477人と減少傾向に推計される一方、65歳以上の人口は41,062人(高齢化率32.5%)と高齢化が予測されています。
小牧市では「いきがい 支え合い 助け合い」を基本理念に「いきいきとした潤いのある暮らしづくり」、「自立を支え合う地域づくり」を目標に「第6次小牧市高齢者保健計画(平成27年度~29年度)」を策定しました。
高齢者の生きがいづくりや社会参加のために、生涯学習や趣味、文化的活動、スポーツなどに積極的に参加できる環境を整備するとともに、より多くの高齢者が参加できるように調整機能の充実を図っています。また、地域包括支援センターが、より高齢者やその家族にとって身近な存在として寄り添った支援ができるよう機能の強化を図り、情報発信に努めています。
認知症施策の充実も主な取り組みのひとつです。認知症の早期診断、早期対応のため、専門職がチーム体制となって、認知症が疑われる人、認知症の人とその家族を訪問し、アセスメントや家族支援などの初期の支援を包括的・集中的に行い、に向けた自立生活への支援を行っています。
平成28年現在、小牧市には介護施設が164施設あります。75歳以上1千人あたりの施設数は11.78施設で愛知県平均(11.91施設)とほぼ同じですが、入所型施設の定員数は75歳以上1千人あたり48.34人で、愛知県平均の 61.93人を大きく下回っています。
小牧市では高齢者の状況に応じ、安全で安心した生活ができるよう、ニーズに 応じた住環境の整備の促進や高齢者向け住宅の普及を図っていくとしています。
参考:小牧市HP、愛知県HP、日本医師会地域医療情報システムHP,wikipedhia参照