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犬山市は、愛知県の最北端に位置し、北は木曽川を隔てて岐阜県各務原市・坂祝町、東は岐阜県可児市・多治見市、南は小牧市・春日井市と西は扶桑町・大口町と隣接しています。
市の西部は、濃尾平野の一部をなし市街地、農地、工業地として利用され、市の北を流れる木曽川の一帯は名勝に指定されており、1300年の歴史を誇る伝統的な鵜飼も行われています。東部の丘陵地は、緑豊かな里山が広がり、国天然記念物のヒトツバタゴ自生地や人工池の入鹿池が所在します。
犬山市は古くから交通や物流、政治の要所として栄えてきました。戦国時代には合戦の舞台となり、江戸時代には城下町として発展し、国宝犬山城や国宝茶室如庵など文化財が多く残されています。市内の博物館明治村や野外民族博物館リトルワールドなどは文化・学術拠点として、またテーマパークとしても親しまれています。
豊かな自然と歴史、そして文化、アミューズメントにリラクゼーションと、犬山には見どころがたくさんです。
犬山市には、名古屋鉄道の犬山線、小牧線、広見線の3本が通っており、あわせて7駅が設置されています。駅ごとの一日平均乗車人員の推移をみると、犬山駅及び犬山遊園駅以外は、ほぼ横ばい又は微増しているのに対し、犬山駅は平成18年以降、犬山遊園駅は平成21年に大幅に減少しています。市では、平成11年度より高齢者やいわゆる交通弱者の活動支援として、民間路線バスの撤退等による交通空白地域を中心に、平日と祝日に、運賃200円のコミュニティバスを運行しています。犬山市に住民票登録がある65歳以上の方で運転免許症を自主返納した方にはコミュニティバス回数券が贈られるなど、高齢者が利用しやすい交通手段として利用されています。
市の総人口は平成29年4月現在74,574人で、うち65歳以上の人口は21,021人、高齢化率は28.2%となっています。2040年には総人口は66,000人と減少するも、65歳以上の高齢者は22,386人(高齢化率33.9%)と高齢化が進むと推計されています。
犬山市では「健康でいきがいのある長寿社会をめざして」を基本理念に「第7次犬山市高齢者計画・第6次介護福祉事業計画」を策定しました。
高齢化に伴い、認知症高齢者の増加が予測される中、犬山市では「新オレンジプラン(認知症高齢者支援策)」を推進しています。具体的には、認知症の進行に併せて提供される医療や介護などのサービスを示した「認知症ケアパス」の構築です。また認知症の症状や対応の方法などの理解を深めるための認知症サポーター養成講座を開催しています。
認知症の人とその家族、地域住民、専門職などの誰もが参加し、集うことができる場として、市の介護サービス事業者が独自の取り組みとして「認知症カフェ」を設置しており、その周知を図り、人材育成や活動促進に努めています。
またひとり暮らしの高齢者や高齢者のみの世帯が年々増加しているため、普段の生活から見守り、異変にすばやく対応できるように平成25年に犬山市高齢者見守り支援ネットワークを立ち上げ、支援体制を構築しています。
平成28年現在、犬山市には介護施設が99施設あります。75歳以上1千人あたりの施設数は10.72施設で愛知県平均(11.91施設)を若干下回っています。入所型施設の定員数は75歳以上1千人あたり67.23人で、愛知県平均の61.93人を上回っています。
施設サービスは自宅で生活することが困難になった場合に、本人やその家族の負担を軽減するためにも重要であり、特に特別養護老人ホームにおいては入所希望の要介護認定者が多数います。
それを解消するために平成26年に犬山市は100床の特別養護老人ホームを整備しました。
参考:犬山市HP、愛知県HP、日本医師会地域医療情報システムHP,wikipedhia参照