資料請求・見学は無料です。
蒲郡市は本州のほぼ中心に位置しています。2つの大きな渥美半島と知多半島に囲われた海辺の観光地で、三河湾国定公園に指定されています。約47kmの海岸線沿いに4つの温泉地を持ち、市内には日本の文化を感じさせる神社や仏閣の多い、美しい土地です。海から山にかけ変化に富んだ景勝は、万葉の歌人や近代の作家にも愛され、数多くの文人が好んで訪れました。
蒲郡市は早くから織物・繊維ロープ工業が発展し昭和40年代には工業製造出荷額のうち、80%近くを繊維関連が占めるほどになりました。しかし、その後ニーズの変化や工業の多様化の結果、相対的に繊維関連の比率も低下してきています。しかし、蒲郡市の工業中の分野のトップであり、繊維ロープ製造業界においては日本一の生産量を誇っています。
気候は温暖で冬でも雪が降ることがあっても積もることはほとんどありません。雨が降ることもまれで、雨の日は年に10%程です。
温暖な気候を活かしたフルーツ栽培がさかんで、特に「みかん」の生産では日本国内で有名で、ハウスみかんについては日本有数の出荷量があります。蒲郡オレンジパークでは、農業と観光を結び付け、地域農業者と都市生活者のふれあいの場としての「ふれあい農業公園」で「ハウスみかん狩り」「みかん狩り」「いちご狩り」「メロン狩り」「ぶどう狩り」等で年間を通じ、多くの観光客が訪れています。
蒲郡市は三方を山に囲まれており、市内を東西に抜ける主要道路は国道23号、国道247号のみで、通過車両による渋滞の緩和などから国道23号バイパス(蒲郡バイパス)の早期開通が望まれています。
現在、市内には、鉄道、路線バス、タクシーの公共交通があります。今後高齢化が進むにつれて、車で移動できない方々が増え、公共交通の必要性も高まっていくものと思われます。蒲郡市ではよりよい公共交通体系の整備を行いたいとしています。
蒲郡市の総人口は平成29年4月現在80,856人で、うち65歳以上の人口は23,157人、高齢化率は28.6%となっています。2040年には総人口は66,959人と減少するも、65歳以上の高齢者は23,205人(高齢化率34.7%)と高齢化が進むと推計されています。
蒲郡市では平成23年度~平成32年度の10年間で「第四次蒲郡市総合計画」を策定しました。
高齢者福祉の部門では次の3つの施策をあげています。
一つ目は「住み慣れたまちで安心して暮らすための施策」です。具体的には、在宅支援サービスの充実及び各種高齢者福祉サービス等の充実、家族介護者のリフレッシュの場や情報交換の場を提供するなど、家族介護支援の充実、地域包括支援センターの活動の充実や関係機関との連携強化があげられます。
二つ目は「介護予防や健康づくりに取り組むための施策」です。具体的には介護予防の重要性の理解を深めるための意識向上、市が主催する健康づくり事業、各種講座や、公民館などが主体となって行われる文化・スポーツ活動などとの連携による健康づくり・介護予防などがあげられます。
三つ目は「生きがいを持って充実した生活を送るための施策」です。具体的にはシルバー人材センターの活動支援、高齢者の趣味活動への参加やボランティア活動への参加などの社会活動の機会を増やすための支援、老人クラブへの加入促進や地域団体への参加拡大などがあげられます。
平成28年現在、蒲郡市には介護施設が91施設あります。75歳以上1千人あたりの施設数は8.26施設で愛知県平均(11.91施設)を下回っています。また入所型施設の定員数は75歳以上1千人あたり45.21人で、愛知県平均の61.93人を大きく下回っています。
参考:蒲郡市HP、愛知県HP、日本医師会地域医療情報システムHP,wikipedhia参照