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岐阜県中南部に位置する可児市は、名古屋市および県庁所在地の岐阜市から30km圏内にあり、北部はおおむね平坦で、南部は県下最大級の工業団地、住宅団地やゴルフ場が点在する丘陵地となっています。また、市の北端部には日本ラインとして名高い木曽川、中央部には東西に流れる可児川があり、豊かな自然環境に抱かれています。
古くから歴史をはぐくみ、市内には国指定史跡長塚古墳、銅たく発掘の地など多くの遺跡が分布しています。飛騨川・木曽川の合流点として交通の要所を占め、戦国時代には明智光秀出生地の明智(長山)城や森蘭丸出生地の金山城など多くの城が築かれ、江戸時代には市内を東西に中山道が横断し木曽の渡しとともに川湊が開かれるなど、現在の可児市の基礎がこの頃形成されました。また、市東部の丘陵は、志野、織部を代表とする桃山茶陶の発祥の地として名高く、明治まで美濃焼の主要生産地となっていました。
明治以降は、製糸業の導入とともに発展し、昭和40年代後半に入ると名古屋市のベッドタウンとして人口が急増し、昭和57年県下で14番目の市として誕生しました。
市では高齢者や自動車を運転しない方の公共施設等の利用を容易にするとともに、社会参加の促進と地域の活性化を図ることを主な目的に平成12年10月から、コミュニティバス(愛称:さつきバス)の運行を開始しました。運転免許証を自主返納された方にバスの乗車回数券を交付する支援を行っています。
市の総人口は平成29年4月現在101,297人で、うち65歳以上の人口は26,364人、高齢化率は26.0%となっています。2040年には総人口は81,849人と減少、65歳以上の高齢者は29,829人(高齢化率36.4%)と高齢化が進むと推計されています。
可児市では「輪をつなぎ みんなで笑顔 つくる可児」を基本理念に「第6期可児市高齢者福祉計画及び介護保険事業計画(平成27年度~平成29年度)」を策定しました。
計画期間中に重点的に行うこととして①地域の中で家事支援、買い物支援、見守り活動などの様々な生活支援サービスが提供されるための地域づくりの支援、②医師会とともに、訪問診療や休日夜間の診療体制の充実、③在宅生活を送るために必要な介護サービスの充実と、介護サービスと在宅医療や地域との連携を強化しあらゆる機関が連携できる体制の構築の3点があげられます。
また今後増加すると予測される認知症高齢者への施策として、認知症初期集中支援チームの設置、認知症地域支援推進員の設置、認知症サポーター養成講座の開催などを行っています。
平成28年現在、可児市には介護施設が122施設あります。75歳以上1千人あたりの施設数は11.97施設で岐阜県平均(12.20施設)を下回っています。入所型施設の定員数は75歳以上1千人あたり87.12人で、岐阜県平均の75.51人を上回っています。
市では第6期計画中(平成27年度~平成29年度)において、広域的な介護老人福祉施設及び介護老人保健施設は整備を行わないとし、地域密着型サービスの施設整備を行い対応するとしています。
参考:可児市HP、日本医師会地域医療情報システムHP,wikipedhia参照