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安城市は昭和27年5月5日に市制を施行し、県下13番目の市として誕生しました。
明治用水の豊かな水にはぐくまれ農業先進国のデンマークに譬えて「日本デンマーク」と呼ばれるほど農業先進都市として発展してきましたが、中部経済圏の中心である名古屋市から30キロメートルという近い距離や、豊田市などの内陸工業都市や碧南市などの衣浦臨海工業都市に隣接するという地理的条件にも恵まれ、自動車関連企業をはじめとする大企業の進出、住宅団地の建設が盛んになり、急速に都市化が進んできました。
また、工場や住宅がたくさんできたことによって商業も盛んになり、農・工・商業のバランスのとれたまちとなっています。近年は、平成10年に「地球にやさしい環境都市宣言」を行い、さらには平成12年に環境の国際規格ISO14001の認証を取得しました。平成28年度からは、目指す都市像を「幸せつながる健幸都市安城」とする、第8次安城市総合計画をスタートさせています。
安城市ゆかりの童話作家・新美南吉が平成25年に生誕百年を迎えたことを契機とし、新美南吉を活用したまちづくりにも取り組んでいます。
気候は県内の他市に比べて、夏は暑く冬は冷え込む内地性の気候です。
鉄道は東海道新幹線や東海道本線や名鉄名古屋本線といった幹線が通っています。また、名鉄西尾線が市東部を南北に縦断していますが、一部単線で運行本数が少ないために十分な市内移動の手段とはなっていません。
公共交通機関が発達していないため、市内や近隣市町村への連絡は自動車が多く利用されています。(平成28年度調査では移動手段の65%を占めました)
市ではこうした現状に対し、「エコサイクルシティ」構想を発表し、公共交通の充実とともに自転車の利用を促進しています。また市運営の「あんくるバス」の利用も推進しています。
安城市の総人口は平成29年6月現在187,472人で、うち65歳以上の人口は30,875人、高齢化率は20.2%と愛知県平均(24.19%)よりも低くなっています。2040年には総人口は185,653人とほぼ横ばいであると推計される一方、65歳以上の人口は53,974人(高齢化率29.1%)と高齢化が予想されます。
安城市では平成27年度~29年度の高齢者福祉計画・介護保険事業計画として「あんジョイプラン7」を策定しています。「健康で生きがい・ふれあい・安心を育むまち」を基本理念に支え合いによる福祉社会の形成や介護保険サービスの充実などを目指しています。
そのために、地域住民相互の仲間づくりや介護予防や地域での見守り活動の推進のため、町内福祉委員会及び地域ボランティアグループによる身近な地域でのサロンなどの交流活動の開催を支援しています。
介護予防の取組としては、要介護状態などになるおそれの高い高齢者に対しては、地域包括支援センター(在宅介護支援センター)が訪問を行い、高齢者の生活や身体状況を確認し、介護予防事業への参加を働きかけています。また、介護予防教室を紹介・開催し介護予防の必要性について地域の高齢者に広く周知するなど介護予防及び認知症予防の事業を展開します。現在市内すべての福祉センターにおいて「頭もからだもスッキリ体夢」と「からだ☆しゃっきり体夢」を開催しています。
認知症施策としては現在安城市の標準的な支援の流れである認知症ケアパスの普及を図るとともに、認知症初期集中支援チームにより早期診断・早期対応に向けた支援を行うとしています。
徘徊高齢者家族支援としては、居場所を探索する端末機(発信機)を無料で貸出しています。
また、平成18年度から認知症サポーターの養成に取り組み、平成25年度末では累計163回開催し、6,581人を養成しています。これはサポーター1人あたりの高齢者人口が4.9人で、愛知県平均の6.2人、全国平均の6.7人と比較しても高い数字となっています。
平成28年現在、安城市には介護施設が175施設あります。75歳以上1千人あたりの施設数は11.16施設で愛知県平均(11.91施設)とほぼ同じですが、入所型施設の定員数でみると、75歳以上1千人あたりの定員数は53.45人で、愛知県平均の 61.93人を下回っています。
安城市の高齢者施設の整備計画(平成27年~29年度)は次のようになっています。※入所型施設のみ抜粋
・特別養護老人ホーム/計画期間中に1ヶ所(定員100人)
・認知症高齢者グループホーム/計画期間中に安城西中学区を除く2つの日常生活圏域にそれぞれ1ヶ所(定員18人)
・地域密着型特別養護老人ホーム/計画期間中に、整備済の安城南中学区を除く日常生活圏域に1ヶ所(定員29人)
・地域密着型特定施設/計画期間中に、整備済の安城北中学区を除く日常生活圏域に1ヶ所(定員29人)
参考:安城市HP、愛知県HP、日本医師会地域医療情報システムHP,wikipedhia参照