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濃尾平野の北東端に位置する瑞浪市は、室町時代の創業といわれる美濃焼を中心に発展してきた商工業都市です。名古屋市、岐阜市へはいずれも直線で約40km。
みどり豊かな自然に包まれたこの地も、太古の昔は海の底でした。まちのあちこちから化石が出土し、「化石のまち」としても全国的に知られています。
市の北部を通る旧中山道には、現在もところどころに石畳の道や一里塚が残されており、かつての宿場町「大湫宿」・「細久手宿」の古びた格子戸の家並みと共に、往時のにぎわいを感じることができます。
一方、中央自動車道瑞浪インター周辺では、各種の文教・体育施設や公的研究機関の集積が図られており、研究学園都市としての整備が進んでいます。
歴史的な財産をいかしつつ、最先端の科学技術を集積する学園都市としての整備を進め、世界と日本、過去と未来の交流拠点となるまちを目指しています。
市の総人口は平成27年4月現在39,282人で、うち65歳以上の人口は11,236人、高齢化率は28.6%となっています。2040年には総人口は29,501人と減少、65歳以上の高齢者は11,462人(高齢化率38.9%)と高齢化が進むと推計されています。
瑞浪市では「ささえあい 笑顔集まる ふれあいのまち・みずなみ」を目標地点と定めて「第6期瑞浪市老人保健福祉計画・介護保険事業計画(平成27年度~平成29年度)」を策定しました。計画において、4つの重点施策が設定されています。
まず、「地域包括ケアシステムの構築」です。高齢者の在宅生活における課題や必要な体制などを協議し、高齢者が可能な限り住み慣れた地域で生活していくために医療・介護・介護予防・住まい及び自立した日常生活の支援を包括的に確保するよう努めています。
二つ目は「介護予防の推進」です。高齢者が生きがいを持って生活できる地域づくりをめざし、より身近な地域で教室を開催し、高齢者が年間を通じて活動できるように予防対策を充実させていきます。
三つ目は「認知症施策の推進」です。認知症高齢者に適切に対応・支援するため「認知症地域支援推進員」を養成し配置するとともに、「認知症初期集中支援チーム」を設置し、早期診断・対応ができる体制を構築し、併せて認知症ケアパスを活用していきます。
四つ目は「生活支援の体制整備・事業の推進」です。高齢者の在宅生活を支えることを目的に、ボランティア、民間企業、社会福祉法人等の多様な事業主体による生活支援サービスの体制整備を行うための生活支援コーディネーターを配置し、一体的な活動を推進していきます。
平成28年現在、瑞浪市には介護施設が67施設あります。75歳以上1千人あたりの施設数は11.22施設で岐阜県平均(12.20施設)を若干下回っています。入所型施設の定員数は75歳以上1千人あたり78.03人で、岐阜県平均の75.51人を上回っています。
市では認知高齢者の増加に対応するため、平成27年度~平成29年度で2ユニットの整備を行うとしています。また、特別養護老人ホームに関し、重度要介護者への重点入所を推進し、利用状況やニーズを見ながら長期的な観点のもと検討していくとしています。
参考:瑞浪市HP、日本医師会地域医療情報システムHP,wikipedhia参照