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愛知県南東部に位置し、市域面積は161.14平方キロメートルで、北側は県立自然公園に指定されている本宮山麓が連なり、中央部から広がる平野の東部には一級河川豊川(とよがわ)の清流が流れ、そして南部では波穏やかな三河湾を望むことができ、「山、川、海」といった豊かな自然環境に恵まれています。太平洋側気候に属し、比較的温暖な気候ですごしやすい地域です。
古くは三河の国府、国分寺、国分尼寺が置かれるなど、この地方の政治・経済の中心として栄えてきました。
近世以降は、東海道の御油・赤坂宿、豊川稲荷の門前町として多くの人に親しまれるまちでした。
昭和14年からは、東洋一といわれる豊川海軍工廠の建設とともに周辺地域の開発も急速に進み、昭和18年には、豊川町、牛久保町、国府町、八幡村の3町1村が合併して豊川市が誕生しました。しかし、昭和20年8月7日、B-29爆撃機の空襲により、2,500人を超える尊い命が奪われ、まちが壊滅状態になるという悲惨な体験をしました。
戦後、東名高速道路豊川インターチェンジの開設を契機に、市内の幹線道路網が発達し、工廠跡地への企業誘致などにより着実に復興の道を歩み始めました。また、豊川用水の全面通水に伴い農業が盛んになり、スプレー菊、バラや大葉の栽培を中心とした施設園芸が発展しました。さらに平成18年から平成22年にかけて、宝飯郡4町(一宮町、音羽町・御津町、小坂井町)と3度の合併を行い、人口18万人の東三河地域の拠点都市となり、現在に至っています。
市内には東名高速道路や新東名高速道路、国道1号、国道23号などが通っており、東三河の道路交通の要となっています。鉄道はJRと名古屋鉄道が通っており、2011年11月1日より基幹路線6路線を音羽・御津・一宮地区内を運行する地域路線から成る「豊川市コミュニティバス」の運行がかいしされました。
豊川市の総人口は平成29年4月現在185,893人で、うち65歳以上の人口は46,703人、高齢化率は25.1%となっています。2040年には総人口は158,772人と減少傾向に推計される一方、65歳以上の人口は52,671人(高齢化率29.1%)と高齢化が予想されます。
豊川市では、健康福祉推進都市宣言(平成5年10月)の趣旨に基づき、「高齢者がいつまでも健康で、それぞれのライフスタイルに応じた生きがいを持ち、介護が必要になっても地域で暮らしていける連帯感あふれた豊川市」の創造を目指し、施策の展開を図っています。
地域における医療・介護の関係機関が連携して、包括的かつ継続的な在宅医療・介護の提供体制を構築するため、市町村が中心となって地域の医師会などと密接に連携しながら市域の関係機関の連携体制の構築をすすめています。
また認知症高齢者及び家族支援として、認知症に関する研修会の企画・実施に関する業務などを担う「「認知症地域支援推進員」を高齢者相談センターに2名配置することを予定しています。
認知症早期予防・対応のために、適切な医療・介護・インフォーマルサービス利用のフローチャートを示す「認知症ケアパス」を作成し、積極的な周知と講座などでの活用を行っています。
地域における市民の認知症理解のために、正しい知識や対応の仕方を伝える認知症サポーター養成講座も開催しており、同時に認知症講演会の開催の充実も図っています。
平成28年現在、豊川市には介護施設が264施設あります。75歳以上1千人あたりの施設数は12.88施設で愛知県平均(11.91施設)を上回っており、入所型施設の定員数でみても、75歳以上1千人あたりの定員数は66.47人で、愛知県平均の 61.93人よりも多くなっています。
参考:豊川市HP、愛知県HP、日本医師会地域医療情報システムHP,wikipedhia参照