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数回の合併を重ね、昭和4(1929)年10月1日、愛知県で5番目の市として誕生した瀬戸市は濃尾平野の東、尾張丘陵の一角にあって、中部経済圏の中心地である名古屋市の北東約20kmに位置しています。周囲を標高100~300mの小高い山々に囲まれ気候も温暖です。
丘陵地帯には瀬戸層群と呼ばれる新第三紀鮮新世の地層があり、やきものの原料となる良質の陶土やガラスの原料となる珪砂を豊富に含んでいます。
北部や東部の山間地帯には、松などの樹林が広がり、かつてはこうした豊かな自然が瀬戸の窯業の発展に大きな支えとなってきました。こうした自然や時代の移り変わりを背景に、窯業に携わってきた人々のたゆまぬ努力のおかげで、せとものは、やきものの代名詞として日本のみならず、世界の人々に知られるようになりました。
瀬戸市は名古屋鉄道で名古屋市中心部と結ばれています。また市内西部を愛知環状鉄道が縦断しており、岡崎市や豊田市、春日井市へのアクセスも便利です。またアクセスの良さからトヨタ自動車華南連の従業員も瀬戸市に転入し、人口は平成21年ごろまで増加傾向にありました。(近年は徐々に減少気味)
市内の移動は自家用車もしくはバスが主流です。市内で8路線のコミュニティバスは1乗車100円と大変利用しやすくなっています。
瀬戸市の総人口は平成29年4月現在130,298人で、うち65歳以上の人口は37,314人、高齢化率は28.6%となっています。2040年には総人口は109,092人と減少傾向に推計される一方、65歳以上の人口は39,135人と増加する見込みで、高齢化率は35.9%と高い割合が示されています。
瀬戸市では「第6期瀬戸市老人福祉計画~やすらぎプラン2015~(平成27年~29年度)」を策定し、「高齢者が生きがいを持って安心して暮らせる社会の実現」に向けて介護保険施策を実施しているところです。
瀬戸市の高齢者生きがい活動支援として、「学びキャンパスせと」や「大学コンソーシアムせと」による市民向けの多様な講座を開催しています。その他、地区公民館や地域交流センターによる生涯学習事業や総合型地域スポーツクラブの活動支援、スポーツ教室の開催などに取り組んでおり、参加者は増加しています。
また高齢者が住み慣れた地域で安心して「自分らしい」生活を送り続けることができるよう、市内7か所に設置している地域包括支援センターが中心となり、どのような支援が必要かを把握し、適切なサービスや機関または制度の利用につなげるなどの支援を行っています。さらに医療・介護ニーズが高い高齢者の増加が見込まれる中、入院による急性期の治療から、リハビリテーションを含めた退院後の在宅療養に円滑に移行し、切れ目なく適切な医療・介護サービスを提供するためには、地域での医療・介護連携を強化しています。
認知症高齢者支援としては、認証サポーター養成講座の開催や徘徊高齢者家族支援サービス事業、認知症介護研修事業講座を続けています。また高齢者を介護する家族が、介護方法などについての知識や技術の習得、情報交換や交流のために、家族支援プログラムや認知症家族交流会を実施しています。
平成28年現在、瀬戸市には介護施設が200施設あります。75歳以上1千人あたりの施設数は12.43施設です。入所型施設の定員数は75歳以上1千人あたり40.10人で、愛知県平均の 61.93人を大きく下回っています。
瀬戸市では利用者のニーズや国の動向を見据えながら適切なサービス提供に努めるとしています。
参考:瀬戸市HP、愛知県HP、日本医師会地域医療情報システムHP,wikipedhia参照