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岐阜市は岐阜県の県庁所在地で、県の中南部に位置する中核市です。市内を横切るように北東から南西にかけて長良川が流れており、市の大部分は長良川と支流の扇状地と自然堤防地帯にあたります。長良川は日本三大清流の一つと言われ、中流域が「名水100選(1985年)」に選定されています。
岐阜市の中心部に位置する金華山は、標高329mでかつては稲葉山とよばれ、山頂には岐阜城がそびえ立ちます。江戸時代は天領、明治時代以後は御料林、戦後は国有林として保護され、岐阜市の木であるツブラジイや、アラカシを中心とした豊かな森林が残っています。
市南部は岐阜県の大動脈でもある国道21号がエリアの東西を貫いており、各務原市との境界付近に東海北陸自動車道岐阜各務原インターチェンジが設置されています。
市北部は標高の低い山が点在し、山を切り開いた団地が数多く見られます。また大型公園、公共施設、大型商業施設も立地しています。
岐阜市の総人口は平成27年現在406,735人で、うち65歳以上の人口は110,490人、高齢化率は27.2%となっています。2040年には総人口は336,843人と減少するも、65歳以上の高齢者は119,292人(高齢化率35.4%)と高齢化が進むと推計されています。
岐阜市では「高齢者の一人ひとりが生きがいを持ち、地域で安心して暮らせる社会の創造」を基本理念に「第6期岐阜市高齢者福祉計画(平成27年度~29年度)」を策定しました。
本計画の重点課題として「認知症対策」があげられています。
岐阜市では要支援・要介護認定者のうち、認知症日常生活自立度Ⅱ以上に該当する方が平成26年4月で1万人を超え、65歳以上の高齢者の9.4%、75歳以上の高齢者においては17.8%となっています。
具体的な施策としては認知症初期集中支援チームの配置、関係者間の情報共有・連携を図るために作成した「岐阜市版オレンジ手帳」の普及、認知症サポーター養成講座の充実及びサポーター活動の促進、認知症地域支援推進員の配置などを行っています。
平成28年現在、岐阜市には介護施設が755施設あります。75歳以上1千人あたりの施設数は14.10施設で岐阜県平均(12.20施設)を上回っています。また入所型施設の定員数は75歳以上1千人あたり75.76人で、岐阜県平均の75.51人とほぼ同じです。
市では第6期(平成27年度~29年度)中に、特別養護老人ホーム・地域密着型介護老人福祉施設において158床の新設、40床の増床、また認知症対応型共同生活介護において18床の新設、15床の増床を計画しています。
参考:岐阜県HP、岐阜市HP、日本医師会地域医療情報システムHP,wikipedhia参照