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南区は、名古屋市の南部に位置しています。
縄文・弥生時代は大部分が海で、「あゆち潟」と呼ばれていました。東部の笠寺台地は古代から開けており、縄文・弥生・古墳時代の遺跡も多く残っています。土器などの遺物も多数発掘されており、それらの多くは「見晴台考古資料館」に保管・展示されています。
また、旧東海道沿いには、尾張四観音の一つである「笠寺観音」や、市内に唯一現存している「笠寺一里塚」などがあり、南区の歴史を伝えています。
区の中西部は、江戸時代ごろから新田開発が進み、近代には、鉄鋼・金属・機械・化学などの工場が立ちならぶ市内有数の工場地帯として発展してきました。
中央部には、JR、名鉄などの公共交通機関や、都市高速、国道1号、名古屋環状線などの幹線道路が走っています。国内有数の規模を誇る「日本ガイシスポーツプラザ(旧名古屋市総合体育館)」では、各種スポーツ競技やコンサート・イベントなどのほか、「南区区民まつり」が開催され、多くの人々が訪れます。
また、区北部には図書館と文化小劇場が併設されており、南区に昔から伝わる貴重な文書の保存など、区民文化向上の一翼を担っています。 区の北東部には地下鉄桜通線が通っており、沿線地域の活性化が期待されるなど、歴史、文化と調和のとれた快適で住みよいまちづくりが進められています。
南区の人口は136,968人となっており、そのうち65歳以上の人口は38,481人で区総人口の28.0%に当たります。(平成29年5月現在)名古屋市の高齢化率が23.5%ですので非常に高い割合だと言えます。
国立社会保障・人口問題研究所の2013年3月推計では2040年の南区総人口は110,713人、うち65歳以上の人口は41,995人と推計されており、高齢化率は37.9%と非常に高い割合が予測されています。
南区では「認知症になっても大丈夫なまちづくり」を目指し、自動車運転をはじめとした認知症の方の困りごとの対策検討や、認知症サポーターを増やし地域で見守る体制づくりをすすめています。
また南区独自に作成した介護予防体操「スマイル体操みなみ」の普及を図るため、保健師や体操普及を目的として結成した区民グループである「レッツ☆スマイル隊」が、高齢者が集まるサロン等に出向き、高齢者の運動習慣づくりを支援しています。
さらに南区の介護予防にかかわる機関(いきいき支援センター・社会福祉協議会等)で連絡会を実施し、高齢者サロンの充実など、南区の高齢者がいつまでも元気でいられるような対策を検討しています。
平成29年5月現在、南区には有料老人ホームが15施設(定員808人)あります。他の入居型施設の定員数とあわせてみてみると75歳以上1千人あたりの定員数は77.1人で名古屋市平均の65.8人を上回っています。
参考:名古屋市(南区役所)HP、(社福)名古屋市南区社会福祉協議会HP、(社福)、日本医師会地域医療情報システムHP,wikipedhia参照