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西区は名古屋市の北西部に位置し、面積は約17.9平方キロメートルです。西区内を南北で分けるように庄内川が流れており、庄内川以北の地区では東名阪自動車道、環状2号線など幹線道路や、東海交通事業城北線、名鉄犬山線、地下鉄鶴舞線などの公共交通機関が集まり、名古屋都心ヘの新しい玄関口として発展を遂げています。名古屋駅に近い地区には、ものづくりの技術を体験できる産業技術記念館やノリタケの森があり、西区の産業文化を象徴しています。
一方、慶長の「清須越」をまちづくりの基礎としているため、人々の心をなごませる当時の面影が区内随所に見られます。町並み保存地区としての指定を受けている「四間道」と「中小田井」や、旧街道であった「美濃街道」を含めた6つの地区に史跡散策路を設け、いにしえの歴史を今に伝えるとともに、市民にうるおいを与えています。
また、「水と緑と太陽」をテーマに整備された庄内緑地をはじめとして、さまざまな公園や緑地があり、自然を生かした快適な空間が市民の憩いの場として親しまれています。
このように調和のとれた快適な生活環境が整っています。
西区の人口は平成29年5月現在146,335人で、うち65歳以上の人口は34,799人で区総人口の23.78%に当たります。2040年には総人口は131,000人と減少するものの、65歳以上の高齢者数は43,587人(高齢化率33.3%)に増加すると推計されています。
名古屋市では他の地域と比較して、2025年(平成37年)までに急激な高齢化が見込まれており、特に75歳以上の高齢者のほか、認知症高齢者、ひとり暮らし高齢者、高齢者のみで暮らす世帯が急増することが想定されます。
西区ではこの2025年を目途に高齢者が安心して生活できるよう、地域包括ケアシステムを推進しています。
まず認知症支援があげられます。名古屋市と併せて、「いきいき支援センター(地域包括支援センター)」では、高齢者やそのご家族が住みなれた地域でいつまでも安心して生活していけるよう社会福祉士・保健師・主任介護支援専門員などがそれぞれの専門を活かして無料で相談支援を行っています。
また、地域の住民が身近な場所に集まって気軽に楽しくふれあいを深めたり、同じ趣味を持つ人たちが集まって一緒に楽しんだりする場所や活動を増やしています。ご近所同士で助け合うボランティアや、認知症の人を支える活動のボランティアなどの担い手づくりも積極的に行っています。
平成29年5月現在、西区には有料老人ホームが17施設(定員515人)あります。
特養は5施設ありますがほとんどが庄内川より北の北部エリアにあります。老健は3施設と少ないので公的施設の選択肢は少ないと言えます。他の入居型施設の定員とあわせてみてみると、75歳以上1千人あたりの定員数は58.2人で名古屋市平均の65.8人を下回っています。
参考:名古屋市(西区役所)HP、(社福)名古屋市西区社会福祉協議会HP、(社福)名古屋市社会福祉協議会HP、日本医師会 地域医療情報システムHP,wikipedhia参照